結合していたインプラントが脱落する
確率は高くありませんが、一度は骨としっかり結合したインプラント体が後々に脱落するケースもあります。ただし、こちらは適切なケアを行うことで可能性を減らすことができるため、運不運によるばかりではありません。原因別に対処法をまとめたいと思います。
膿が出ているなど、感染症・周囲炎があるケース
ぐらついている程度であれば、抗生物質を用いることで改善する可能性もあります。
周囲炎がひどく、インプラントを支える骨が萎縮しているような場合は、骨造成の治療を行って安定させるという方法も。
万一、完全に脱落してしまった場合には直径の大きなインプラントを入れ直すか、あるいは1~2ヶ月待った後に再治療を行うことで解決する場合が多いです。
予防策としては、やはりインプラントの周囲を清潔に保つこと。
インプラントの周囲炎は歯周病と同じ症状ですから、ブラッシングなどのケアを適切に行うことで避けることができます。
歯ぎしりや咬み合わせの変化など物理的な理由
咬み合わせの些細な変化はちょっとしたきっかけで起こり得ることです。
ただ、咬み合わせに変化が起きた場合には何らかの違和感があるはずですから、そういった場合に放置せず、すぐに歯科医院で咬み合わせのチェックを受ければインプラントの脱落は避けられるでしょう。
チェックを受け、さらに必要に応じてメンテナンスを行っていれば、インプラントを長持ちさせることは難しくありません。
また、歯ぎしりがきっかけで咬み合わせが変化したり、インプラントがダメージを受けることがあります。
ですので強い歯ぎしりが癖になっているという方は、就寝時にマウスピースを使用したほうが良い場合もあります。
インプラントの脱落を防ぐためには定期検診が必須
ただ、上記いずれの場合であっても定期検診を受けることで確率をゼロに近づけることができます。
5年保証・10年保証といった保証制度を用意している歯科医院であっても、保証の条件として「定期的な検診」を求めている場合が多いですから、きちんと定期検診を受けるようにしたいものですね。
「治療完了後に脱落する」というデメリットは、治療後のケア次第で確率を下げることが可能です。
これは治療の失敗から発生するというよりも、事後のケアに失敗したという側面が強いといえるでしょう。