インプラントと骨が結合しない
手術そのものに全く問題がないにも関わらず、インプラントと顎の骨が結合(オッセオインテグレーション)しないことがあります。もちろん滅多に起こることではありませんが、手術全体に対して1%前後の確率で、誰にでも起こる確率があるようです。
再手術の可能性も?骨とインプラントの結合トラブル
「感染などの問題が起きていないにも関わらず、埋め込んだインプラントがグラグラ揺れている」といった程度であれば、安静にしていれば再び結合していくことも多いですが、完全に外れてしまった場合には再手術を要します。
脱落した場合は「もうすこし直径の大きいインプラント体を埋め込む」あるいは「1~2ヶ月ほど経ってから再度埋め込む」といった対処を行うのが普通で、ほとんどの場合は再手術を経れば解決します。
これに関しては直接的な原因が特定されているわけではないので、ある程度運に左右される要素があるのは否めません。
ただ統計としては、顎の骨が硬い人・喫煙者の場合に発生確率が増しているようです。
特に前触れがあるわけでもなく突然に脱落してしまったりすることもあり、こういった面を考えると「インプラントが未だに発展途上の要素を持った治療法であること」を今はまだ否定できないといえます。
ちなみに、こういった結合トラブルでの再手術はほとんどの歯科医院で無料になっていますのでご安心ください。
成功率が100%でないということ
このケースは、何にも原因がなくてもインプラント成功率が100%ではないことを示しているわけですが、これをもってインプラントに大きなデメリットがあると考えるのは早計かと思います。
というのも、世の中にある治療・手術の多くが一定の失敗確率を持っており、完全に100%成功する治療のほうが稀だからです。
確率論で考えれば、成功率99%程度で、かつ失敗した場合でも再手術だけで解決するというのは悪いものではありません。再手術を経れば成功率はほぼ100%に近づくのですから。
重要なのは、カウンセリングの段階でこういった情報をきちんと提示してもらい、納得した上で手術を受けること。そして、こうした不運で再手術が必要になった場合には保証対象として無料で再手術を受けられる医院を選ぶことです。
骨の結合トラブルは確率の問題?
こういった種類のデメリットに関して言えば、治療そのものが失敗するというケースとは大きく異なります。誰に対しても確率問題で起こりうるデメリットということで、失敗とか成功という次元とは少し違う領域の話なんですね。
ただ、そうはいっても治療を受ける側からすれば成功以外は失敗というのが現実。今後、治療成績がさらに上がって、こうしてデメリットがなくなることを祈りましょう。